清明の候、第七十二回東海書道藝術院展の開幕を迎えました。先ずもってこのたびご受賞・ご入選されました皆様には、心よりお慶びを申し上げます。
また本展を開催するにあたり、役員の先生方をはじめ会員の皆様のご尽力、あるいは関係各位のご支援に対して厚く御礼申し上げる次第です。
会場は、愛知県美術館ギャラリーと名古屋市民ギャラリー栄の二会場となりますが、どちらにも足をお運びいただき、じっくりとご鑑賞いただければ幸いです。
作品を見るということは、分かるか分からないかということより、何を感じるかということを大事にしてご覧いただければと思います。言い換えれば、頭で理解しようとするのでなく、目と心で感じるということです。同じものを見ても、感じ方は皆それぞれです。それでいいのだと思います。
ただ本展に出品している者については、そうは楽しんでばかりはいられない心情もわかります。できるだけ客観的に分析して次へつなげる機会にすることもまた大事なことだと思います。